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情シスのアウトソーシング費用はいくら?価格の目安を紹介

情シスのアウトソーシング費用はいくら?価格の目安を紹介

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「情シスのアウトソーシングって、結局いくらかかるのだろう?」

社員数が増え、IT環境が複雑になるにつれて、1人情シスや兼務担当者の負担は年々大きくなっています。トラブル対応、キッティング、アカウント管理、セキュリティ対策……。本来の業務に加えて対応しているケースも少なくありません。

しかし、いざ外注を検討しようとしても「相場が分からない」「高すぎたらどうしよう」と不安になるものです。

本記事では、情シスアウトソーシングの費用相場を具体的な金額で解説します。さらに、社員80名規模のリアルなシミュレーションや、1人情シスを雇う場合との比較まで分かりやすく紹介します。

情シスのアウトソーシング費用の相場はどれくらい?

月額費用の目安

情シスアウトソーシングの費用は、月額20万円〜80万円程度が一般的な相場です。
企業規模ごとの目安は以下の通りです。

  • 社員数〜50名:月20万〜40万円
  • 社員数50〜100名:月30万〜60万円
  • 社員数100名以上:月50万〜80万円以上

特に「社員50〜100名規模」で1人情シスの企業は、月30万〜50万円前後に収まるケースが多く見られます。

ただし、これはあくまで目安です。委託範囲や対応レベルによって金額は大きく変動します。

費用が変動する3つの要因

① 委託する業務範囲

  • ヘルプデスクのみ
  • アカウント管理やキッティングまで
  • セキュリティ・ベンダー対応含む全体運用

当然ながら、範囲が広いほど費用は高くなります。

② 社員数・拠点数

問い合わせ件数は社員数に比例します。
また、拠点が複数あるとオンサイト対応の費用が加算される場合もあります。

③ セキュリティ・ISMS対応の有無

近年、セキュリティ対応の高度化により、ここが費用差の大きなポイントになっています。

  • ISMS運用支援
  • セキュリティ監視
  • インシデント対応体制構築

これらを含めると月10万〜20万円程度上乗せされるケースがあります。

業務内容別の費用目安

ここからは、具体的に「何をどこまで任せるか」による価格の違いを解説します。

ヘルプデスクのみ委託する場合

費用目安:月20万〜35万円

主な業務内容:

  • 社員からの問い合わせ対応
  • PCトラブル一次受付
  • パスワードリセット
  • 簡易操作案内

1人情シスが最も時間を取られがちな業務を切り出す形です。
「運用は自分でやるが、問い合わせ対応だけ外に出したい」という企業に向いています。

運用管理まで含めた場合

費用目安:月30万〜60万円

主な業務内容:

  • ヘルプデスク
  • アカウント管理
  • PCキッティング
  • SaaS管理
  • ベンダー連携

社員80名規模で最も選ばれやすいのがこのプランです。
1人情シスの負担を大きく減らしつつ、社内のIT運用を安定させられます。

情シス業務をほぼ丸ごと委託する場合

費用目安:月50万〜80万円

主な業務内容:

  • IT戦略立案
  • セキュリティ管理
  • インフラ設計
  • ISMS対応
  • ベンダー折衝
  • 障害対応

専任情シスがいない企業や、IT人材採用が難しい企業が選択するケースです。

社員80名規模の場合のリアルな費用シミュレーション

「うちの場合はいくらかかるのか?」ここが最も気になるポイントでしょう。

モデルケース(社員80名・拠点2つ)

  • 本社+支社1拠点
  • 現在:1人情シス(残業月40時間)
  • クラウド中心(Microsoft 365/Google Workspace)
  • 問い合わせ件数:月80〜120件

この場合の目安は以下です。

  • ヘルプデスク中心:月30万前後
  • 運用管理含む:月35万〜45万円
  • ほぼ丸ごと委託:月55万円前後

年間コストで見るといくら?

  • 月35万円 → 年間420万円
  • 月45万円 → 年間540万円
  • 月55万円 → 年間660万円

「月額」よりも「年間」で考えると、社内説明がしやすくなります。

1人情シスを雇う場合とのコスト比較

外注を検討する際、多くの企業が比較するのが「新たに情シスを採用する場合」です。

情シス1名の実質コスト

仮に年収600万円で採用した場合:

  • 年収:600万円
  • 社会保険・福利厚生:約100万円
  • 採用コスト:約50万〜100万円

実質コストは年間750万〜800万円程度になります。さらに、

  • 退職リスク
  • スキルの偏り
  • 属人化

といったリスクも考慮する必要があります。

アウトソーシングとの比較表

項目社内雇用アウトソーシング
年間コスト約750〜800万円約420〜660万円
属人化高い低い
採用リスクありなし
対応範囲個人スキルに依存チーム対応

「安いかどうか」だけでなく、リスク分散と安定性が重要な判断基準になります。

費用を抑えるための3つの考え方

情シスアウトソーシングは「丸ごと任せるもの」と思われがちですが、実際は設計次第でコストを抑えることが可能です。

全部任せず「部分委託」にする

最も効果的なのは、負担の大きい業務だけを切り出す方法です。例えば:

  • 問い合わせ対応のみ外注
  • キッティングだけ委託
  • セキュリティ運用だけ依頼

1人情シスの企業では、ヘルプデスクの切り出しだけで残業時間が半減するケースもあります。「全部任せる」か「任せない」かではなく、“どこを任せるか”を設計することがコスト最適化の鍵です。

定額型かチケット制かを見極める

アウトソーシングの料金体系には主に2種類あります。

定額型(月額固定)

  • 毎月一定額
  • 問い合わせ件数が多い企業向け
  • 予算管理しやすい

チケット制(従量課金)

  • 対応回数ごとに費用発生
  • 問い合わせが少ない企業向け

社員80名規模の場合、問い合わせ件数が一定数あるため、定額型の方が安定しやすい傾向があります。

業務棚卸しをしてから見積もりを取る

見積もり前に必ず行うべきなのが「業務の見える化」です。

  • 月間問い合わせ件数
  • 対応時間
  • 定型業務の種類
  • 属人化している業務

これを整理することで、不要なサービスを外し、過剰見積もりを防げます。

アウトソーシングが向いている企業の特徴

情シスアウトソーシングは、すべての企業に必要なわけではありません。
しかし、次のような状況に当てはまる企業は、費用対効果が高くなりやすい傾向があります。

1人情シスで回している

社員50〜100名規模でよく見られるのが「1人情シス」体制です。

  • 問い合わせ対応
  • キッティング
  • アカウント管理
  • ベンダー折衝
  • セキュリティ対応

これらをすべて1人で担っている場合、トラブルが重なると業務が止まるリスクがあります。また、担当者が休暇を取れない・退職すると業務が回らないという問題もあります。
このようなケースでは、部分委託でも導入効果が出やすいのが特徴です。

総務や経理が兼務している

中小企業では、

  • 総務部がITも担当
  • 経理がアカウント管理をしている
  • 代表直轄でITを見ている

といったケースも少なくありません。

本来の専門業務に集中できず、生産性が落ちている可能性があります。アウトソーシングによって本業に専念できる環境を作ることができれば、間接的なコスト削減効果も期待できます。

IT人材の採用が難しい

情シス人材は慢性的な売り手市場です。

  • 採用コストが高い
  • 採用しても定着しない
  • スキルが自社に合わない

といったリスクがあります。

特に地方拠点や中小企業では、採用難易度がさらに高まります。このような企業では、採用リスクを負わずに専門チームを活用できる点が大きなメリットになります。

属人化が進んでいる

「その人しか分からない設定」が増えていないでしょうか。

  • サーバー設定の詳細が共有されていない
  • SaaS管理がExcelのみで管理されている
  • 手順書が整備されていない

属人化は、担当者の退職や長期休暇で大きなリスクになります。アウトソーシングをきっかけに業務を標準化・文書化することで、IT運用の安定性が向上します。

セキュリティ対応に不安がある

近年、ランサムウェアや情報漏えい事故が増加しています。
しかし1人情シス体制では、

  • 最新のセキュリティ情報を追えない
  • インシデント対応体制が整っていない
  • ポリシー策定まで手が回らない

といった状況が起こりやすいです。
セキュリティ領域のみ外部の専門家に任せるという選択肢もあります。

ISMS更新が負担になっている

ISMSやPマークの更新時期になると、

  • 文書整備
  • 内部監査対応
  • 改善記録作成

などで本業が圧迫されるケースがあります。
このタイミングでアウトソーシングを検討する企業は少なくありません。

逆に、外注の必要性が低いケース

以下のような企業では、必ずしも外注が最適とは限りません。

  • 情シスが複数名いて役割分担できている
  • IT戦略部門が確立している
  • 社内に高度な専門人材がいる
  • 業務が標準化・マニュアル化されている

このような場合は、部分的なスポット支援の方が適している可能性があります。

重要なのは、「外注すべきかどうか」ではなく、
自社のIT体制にどこまでリスクや負担があるかを見極めることです。もし、

  • 残業が慢性化している
  • トラブル時に不安が大きい
  • 将来の体制に不安がある

のであれば、一度費用対効果をシミュレーションしてみる価値は十分にあります。

よくある質問

Q.初期費用はかかりますか?

ケースによりますが、0〜50万円程度が一般的です。
内容としては「業務設計」「引き継ぎ」「環境把握」「体制構築」
長期契約の場合、初期費用が無料になることもあります。

Q.契約期間の縛りはありますか?

6ヶ月〜1年契約が多い傾向です。
ただし、短期トライアルを用意しているサービスもあります。契約期間は事前に必ず確認しましょう。

Q.途中で業務範囲を変更できますか?

可能なケースがほとんどです。ただし、
「業務追加 → 追加費用」「業務削減 → 再見積もり」
となる場合があります。

Q.情シスが社内にいなくなっても大丈夫?

完全にゼロにするケースは多くありません。一般的には、

  • 社内に窓口担当を1名置く
  • 実務は外部が対応する

という形が多く、“丸投げ”ではなく“役割分担”が現実的です。

まとめ|費用だけでなく「負担削減効果」で判断する

情シスアウトソーシングの相場は、月20万〜80万円程度です。

社員80名規模であれば、
月35万〜55万円前後が一つの目安になります。

しかし重要なのは「安いか高いか」だけではありません。

  • 残業時間は減るか
  • 属人化は解消できるか
  • セキュリティリスクは下がるか
  • 採用リスクは回避できるか

こうした負担削減効果とリスク分散を含めて判断することが重要です。

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情シスパートナー編集部
情シスパートナー編集部
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